子どもの声がうるさく感じる日に、私の心で起きていたこと

音に疲れている母親のアイキャッチ画像

子どもの声が、今日はやけに大きく聞こえる。

そんな日があります。

別に、子どもがものすごく悪いことをしているわけじゃないんです。

普通に話しているだけ。
笑っているだけ。
「ママ見て!」と言っているだけ。

でも、その声が頭の奥に刺さる日がある。

かわいいはずの声なのに、今日はちょっと近い。
音量設定、誰か間違えた?
この家だけスピーカー最大になってる?
みたいな日。

私は、ストレスや疲れがたまると、かなり最初に「耳」に来ます。

子どもの声がうるさく感じる。
テレビの音がしんどい。
好きな音楽すら聴けなくなる。

音楽って本来、気分転換になるはずなのに、そういう日はもう情報量が多すぎる。

「ごめん、音楽。今日はあなたも一回座ってて」

みたいな気持ちになります。

この記事では、子どもの声がうるさく感じる日に、私の心と体で何が起きていたのか。
そして、そういう日に少しラクだった過ごし方について書いてみます。

「子どもの声がしんどいなんて、親としてどうなんだろう」

そう思ってしまう人に、少しでも届いたらうれしいです。

目次

私の場合、ストレスはまず「耳」に来る

私の場合、疲れやストレスは、まず耳に来ます。

体がだるいとか、眠いとかより先に、

「あ、今日ちょっと音が無理だ」

となることがあります。

子どもたちが同時に話している声。
テレビの音。
おもちゃの音。
キッチンで食器が当たる音。
急に始まる兄妹げんか。

ひとつひとつは、普段ならそこまで気にならない音です。

でも、自分の余裕が減っている日は、それらが全部まとめて押し寄せてくる。

子どもたちは通常営業。
こちらだけ、朝から耳の防御力が紙。

そんな感じです。

特にきついのは、音が重なる時。

子どもが話しかけてくる。
もう一人も話しかけてくる。
テレビもついている。
ごはんの準備もしなきゃいけない。
誰かが何かを落とす。

もう、脳内が小さな商店街。

全員が別々の方向から「ちょっと聞いて!」と言ってくる。

そういう時に、

「うるさい!」

と言いたくなることがあります。

もちろん、言ったあとで落ち込む。
子どもは悪くないのに。
ただ話したかっただけなのに。

でも、最近は少し思うようになりました。

これは、子どもへの愛情がなくなったとか、私が冷たい親になったとか、そういう話だけではないのかもしれない。

ただ、私の中の「音を受け取れる量」が、その日はかなり少なかったのかもしれない。

はねママ

子どもは普通に話してるだけなんですよね。でもこっちの耳がもう「本日の受付終了です」ってなる日がある。

「子どもが悪い」ではなく、私の容量が減っているサインかもしれない

子どもの声がうるさく感じると、どうしても自分を責めたくなります。

「子どもの声をうるさいと思うなんて」
「もっと優しく聞いてあげなきゃ」
「こんなことでイライラするなんて」

そんなふうに思ってしまう。

でも、疲れている時って、心のコップが小さくなっている感じがします。

いつもなら受け止められる音や声も、今日はすぐあふれる。

子どもが急にうるさくなったというより、
私の中の「聞ける量」が減っている。

そう考えると、少しだけ自分を責めすぎずに済むようになりました。

厚生労働省の「こころもメンテしよう」でも、ストレスのサインに気づいたら、誰かに話したり、気分転換をしたり、ゆっくり休んだりすることが紹介されています。ストレスが長く続いて、眠れない・何もする気になれない・すぐ疲れてしまう状態が続く時は、一人で抱え込まず相談することも大切だとされています。

これを読んで、私は少しホッとしました。

「気合いで耐える」だけじゃなくて、
早めに気づいて、少し刺激を減らすことも大事なんだなと。

子どもの声がしんどい日は、
「私の性格が悪い日」ではなく、
「今日は私の心と体が、音を減らしてほしがっている日」
なのかもしれません。

朝の時点で「今日やばそう」と思ったら、1日を分割する

1日の予定を立てる母親のイラスト

朝の時点で、

「あ、今日ちょっとやばそう」

と思う日があります。

起きた瞬間から耳が重い。
子どもの第一声が、もうちょっと遠くで聞きたい。
朝ごはんの準備をする前から、夕方の自分が心配。

そういう日は、1日を丸ごと見ないようにしています。

「今日一日どう乗り切るか」で考えると、でかい。
でかすぎる。
もうラスボスの体力ゲージ。

だから、私は分割します。

午前のMISSION。
夕方までの過ごし方。
夜を楽にする方法。

これくらいに分けます。

たとえば午前なら、

  • 公園は30分だけ
  • 遠出はしない
  • 帰りに昼ごはんを買っておく
  • 帰宅したらもう勝ち

このくらい。

「公園に連れて行って、しっかり遊ばせて、帰ってごはん作って、午後もちゃんと過ごして……」
まで考えると、もう朝の時点で心が店じまいします。

なので、かなり小さくします。

公園30分だけ。
帰りにおにぎり買う。
家に帰ったら昼ごはん作らない。

これだけ決めておくと、少しホッとします。

特に、子どもの声がしんどい日は、料理の音や片付けの音も地味に負担になります。

包丁の音。
食器の音。
「ごはんまだ?」の声。
椅子を引く音。
謎に落ちるスプーン。

キッチンだけで小さな音フェスが開催される。

だから、昼ごはんを買っておくのは、私にとってかなり大きいです。

「帰ったら食べるだけ」

この安心感、かなり強い。

夜も同じです。
朝の時点で「今日は無理そう」と思ったら、夜を楽にする方法も先に決めます。

  • ごはんは簡単にする
  • お風呂は早めに入れる
  • 片付けは最低限にする
  • 動画に頼る
  • 寝る前の遊びは少なめにする

先に決めておくと、夕方の自分が少し助かります。
夕方の自分は、だいたいもう判断力が落ちています。
夕方の私は、朝の私が思っているより弱い。
だから、朝の私が先に道を作っておく。

そんな感じです。

はねママ

昼ごはん買って帰るだけで、帰宅後の絶望がかなり減ります。
おにぎり、救世主。

子どもがテレビを見ている時は、少しだけ離れる

子どもがテレビを見てる後ろで休憩している母親のイラスト

子どもの声や音がしんどい日は、私は子どもがテレビを見ている時に少しだけ離れることがあります。

もちろん、安全は確認します。

でも、同じ部屋にずっといなきゃ。
ちゃんと見ていなきゃ。
子どもが起きている間は、親も常に対応可能状態でいなきゃ。

そう思いすぎると、こちらのHPがどんどん削られていく日があります。

なので、子どもがテレビや動画に集中している時は、少し距離を取る。

キッチンでお茶を飲む。
隣の部屋で深呼吸する。
廊下に出て、30秒だけ無になる。

たったそれだけでも、耳の奥が少し静かになることがあります。

ずっと一緒にいると、子どもの声だけじゃなく、こちらの頭の中もずっと騒がしいんですよね。

次は何する?
お昼どうする?
洗濯いつ干す?
下の子トイレ大丈夫?
そろそろお風呂?
あ、明日の持ち物。

頭の中に、生活の通知がずっと来る。

だからほんの少し離れて、音と情報を減らす。

それだけでも、戻ってこられることがあります。

これは「子どもを放っておく」という話ではなくて、
親が完全に爆発する前に、一度圧を抜く感じです。

圧力鍋の蒸気を、ちょっと逃がす。

逃がさないと、あとで大変な音がする。

私の場合、そんなイメージです。

事前に「ママちょっと元気ない」と伝えておく

最近、朝の時点でしんどそうな日は、子どもたちに先に伝えることがあります。

「ママ今日ちょっと元気ないから、遊ぶの少なめね」
「大きい声だと耳がびっくりするから、少し小さめでお願い」
「今日は静かな遊びがいいな」

こんな感じです。

もちろん、3歳と4歳がこれで急に静かになるわけではありません。

そんな都合のいい省音モードは実装されていない。

言ったそばから、

「ママ見て!」
「ねえ聞いて!」
「こっち来て!」
「これなに!?」

です。

知ってた。

でも、言わないよりは少しマシな日があります。

親の不調を、子どもに全部背負わせる必要はないと思います。

「ママがしんどいから、あなたが我慢してね」と重く渡すのは違う。

でも、軽く共有するくらいはしてもいいのかもしれません。

「今日はママの元気が少なめ」
「今日は静かめに過ごしたい」
「あとで少し元気になったら遊ぼう」

このくらいなら、子どももなんとなく受け取ってくれる日があります。

それに、親側も少しラクです。

「今日もちゃんと遊ばなきゃ」
「いつも通り対応しなきゃ」

という圧が、少し下がる。

最初から「今日は少なめ」と宣言しておくと、自分の中でも許可が出しやすいんですよね。

今日は通常営業ではありません。
短縮営業です。

そういう日があってもいいと思っています。

はねママ

子どもに言っても普通に騒がしい日はあります。あります。
でも言わないより、私の心の圧がちょっと下がる。

喋って遊ぶものより、集中する遊びに寄せてみる

集中する遊びをしている子どもを見守る母親のイラスト

心が元気な日なら、ごっこ遊びも付き合えます。

お店屋さん。
戦いごっこ。
なりきり遊び。
謎の設定が延々と追加される世界。

楽しい日もあります。

でも、耳がしんどい日は、これがかなり重い。

お店屋さんを始めたら、

「いらっしゃいませ」
「何買いますか」
「これは売り切れです」
「違います、それはこっちです」
「ママはお客さんじゃなくて店員さんね」
「やっぱり赤ちゃん役ね」

設定が多い。
転職が早い。
こちらの役職が安定しない。

親なのに、急に架空店舗の新人バイトになったり、敵のボスになったり、赤ちゃんになったりします。

無理な日がある。

なので、そういう日は、なるべく集中する遊びに寄せます。

たとえば、

  • 粘土
  • お絵描き
  • ブロック
  • シール
  • パズル
  • 塗り絵
  • 折り紙

こういう、会話量が少なくても成立しやすい遊び。

もちろん、これも子どもによります。

粘土を出したら「ママ作って」となる日もあるし、ブロックを出したら「見て見て」が始まる日もあります。

でも、戦いごっこやお店屋さんよりは、親の耳が少し休めることがあります。

子どもにとっても、手を動かすことで気持ちが落ち着くことがあるのかもしれません。

国立成育医療研究センターの資料でも、子どもの気持ちを聞く時は、お絵描きやお風呂に入りながらでもよいこと、どんな気持ちでも否定せず受け止めることが紹介されています。正面から言葉だけで向き合うのではなく、何かをしながら気持ちに触れる形もあるんだなと感じました。

親がしんどい日も、同じかもしれません。

真正面から全部受け止めようとしなくていい。

一緒に粘土を触る。
横でお絵描きを見る。
ブロックの色を選ぶ。

それくらいの関わり方でも、十分な日があります。

それでも無理な日は、「音を減らす日」でいい

音に疲れている母親のイラスト

ここまでいろいろ書きましたが、それでも無理な日はあります。

公園30分も無理。
昼ごはんを買いに行くのも無理。
テレビを見せていても呼ばれる。
粘土を出したら片付けが増えて、逆にしんどい。

そういう日、普通にあります。

だから私は、子どもの声がしんどい日は、
「今日は音を減らす日」
と考えるようにしています。

テレビを消す。
BGMを消す。
家事を減らす。
返事を全部ちゃんとしようとしない。
料理の工程を減らす。
外出を短くする。
子どもの要求に、全部フル対応しようとしない。

それでいい日もある。

e-ヘルスネットでは、こころの健康には十分な睡眠をとることや、ストレスと上手につきあうことが欠かせないと紹介されています。「休む」だけでなく「養う」ことも含めて、休養を考える視点が大切とされています。

育児中は、まとまった休みを取るのが難しいことも多いです。

だからこそ、せめて音を減らす。
刺激を減らす。
今日の自分の負荷を少し下げる。

それくらいなら、できる日もあります。

子どもの声がしんどい日があるからといって、子どもを大事に思っていないわけではないと思います。

ただ、今日は耳と心が疲れている。

そういうサインに気づけたら、責める前に、少しだけ環境を変えてみる。

それも、自分を守るために必要なことなのかもしれません。

はねママ

子どもの声がしんどい日って、愛情がない日じゃなくて、耳と心が満員電車みたいになってる日なのかも。

まとめ|子どもの声がしんどい日は、私の限界サインだった

子どもの声がうるさく感じる日。

前は、そんな自分をかなり責めていました。

子どもは悪くないのに。
ただ話しているだけなのに。
もっと優しく聞いてあげたいのに。

でも最近は、少しだけ見方が変わりました。

子どもの声がしんどい日は、
私の心と体が限界に近づいているサインなのかもしれない。

そう思うようになりました。

わが家で少しラクだったのは、こんなことです。

  • 朝の時点で「今日やばそう」と思ったら、1日を分割する
  • 午前のMISSIONを小さくする
  • 昼ごはんを買っておくなど、後の負担を減らす
  • 子どもがテレビを見ている時は、少しだけ離れる
  • 「ママ今日ちょっと元気ない」と先に伝える
  • 喋って遊ぶものより、粘土やお絵描きなど集中する遊びに寄せる
  • 無理な日は「音を減らす日」にする

もちろん、毎回うまくいくわけではありません。

子どもは騒ぐ。
普通に呼ばれる。
計画通りにはいかない。

それでも、

「私は今、音がしんどいんだな」

と気づけるだけで、少し違います。

子どもの声がしんどい日があっても、あなたが冷たい親だからではないと思います。

ただ、今日は少し耳と心が疲れている。

そのサインに気づけたら、責める前に、少しだけ音を減らす。
予定を減らす。
遊び方を変える。
自分の負荷を下げる。

それだけでも、今日の自分を守ることにつながる気がします。

参考リンク

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この記事を書いた人

2児育児に奮闘しながら、子育てに関する悩みや不安に寄り添い、育児に役立つ情報を発信しています。
読んだ人の気持ちが少しでも軽くなるような、やさしいブログを目指しています。

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