子どものなりきり設定が長すぎてしんどい…4歳の想像遊びってどこまで普通?

うちの4歳の息子は、よく何かになっています。

ポケモンだったり、仮面ライダーだったり。
しかも、ただの「なりきり」では終わりません。

「妖怪ウォッチの妖怪だったんだけど、車に轢かれてポケモンのワニノコになっちゃったんだよ」
「俺は仮面ライダー〇〇コウタ(※息子の名前ではない)だ!」

……いや、誰。
コウタって誰。

しかもそれだけでは終わらなくて、
「ここにはギザギザが生えててシッポは長くて……」
と、全身の特徴まで毎回細かく伝えてきます。

私は正直、途中から
“設定資料集かな?”
と思っていました。

最初のころは、ただただ不思議でした。
でも調べてみると、4歳ごろのこういう“なりきり”は、かなりよくある発達の一部でもあるようです。CDCの4歳の発達目安にも、「遊びの中で別の何かになりきる」が含まれています。

この記事では、4歳の濃すぎるなりきり設定はどこまで普通なのか、親はどんなふうに受け止めればいいのか、そして「正直しんどい」と感じる自分を責めなくていい理由について、ゆるく整理してみたいと思います。

目次

4歳の子が急に「自分はポケモン」「仮面ライダー」「プリキュア」と言い出すのはよくある?

4歳ごろの子どもが、何かになりきって遊ぶのは珍しいことではありません。
発達の言葉でいうと、「ごっこ遊び」「ふり遊び」「象徴遊び」などに近いものです。

CDCの4歳の発達目安でも、「先生・スーパーヒーロー・犬など、別の何かになりきって遊ぶ」という行動が見られるとされています。

だから、「自分はポケモンです」「仮面ライダーです」「プリキュアです」自体は、そこまで特別なことではなさそうです。

ただ、親として戸惑うのはそこではなくて、設定の濃さだったりします。

ただキャラになりきるだけならまだしも、

  • もともとは妖怪だった
  • でも車に轢かれて別の存在になった
  • 今の姿はこうで、技はこうで、しっぽはこう

みたいに、急に世界観の説明まで始まる。

そこまでいくと、親としては

「あるある……なのか?」
「うちの子、だいぶ創作寄りでは?」

と不思議になるんですよね。

既存キャラをまねるだけでなく、“オリジナル設定”を足す子もいる

子どものごっこ遊びは、ただの真似で終わらないことがあります。
お気に入りの作品やキャラクターを借りながら、自分なりのルールや物語を足していくんですよね。

うちの息子もまさにそれで、いろんな世界を自由にまたいでいます。

特に印象に残っているのが、
「仮面ライダー〇〇(自分の苗字)コウタ(※息子の名前ではない)」
という設定です。

最初は、「今の仮面ライダーの主人公ってコウタなんだっけ?」と思ったのですが、夫に聞いたら違いました。

えっ、じゃあそのコウタどこから来たの
なんでそこだけ急にオリジナルなの。
しかも、苗字まで自分仕様。

このへんの自由さを見ると、既存キャラをただ真似しているというより、自分の中で作り変えて遊んでいる感じがします。

はねママ

その自由さ、ちょっと好きではあるw

4歳のなりきり設定が細かすぎるのは、想像力が育っているサイン?

こういう“濃いなりきり”は、ただ不思議なだけではなく、想像遊びの豊かさとして見られることもあります。

HealthyChildrenでは、pretend play は子どもが人や世界とつながる楽しい方法であり、想像力を生かして新しい役割に入り込む遊びだと説明されています。

また、NHS系の子どものことば支援サイトでも、imaginary play や roleplay は、言葉・コミュニケーション・自己表現を育てるのに役立つと紹介されています。

つまり、
「なんかよく分からない独自設定を長々しゃべっている」
ように見える時間も、子どもの中では

  • 自分の好きなものを組み合わせる
  • 頭の中で物語を作る
  • その世界を言葉にする
  • 誰かに伝える

という、かなりいろんなことが起きているのかもしれません。

親の見方が少し変わると、「変」より「創作っぽい」が見えてくる

私自身、最初は「なんでそんな設定が毎回生まれるの……」と本気で不思議でした。

でも今回あらためて調べたり整理したりして、
“創作よりなのかw”
と思ったら、急に少し面白くなりました。

ただの不思議な遊びというより、
息子の中で何かを混ぜて、足して、物語にしているのかもしれない。
そう思うと、見え方が少し変わったんですよね。

しかも我が家は、私も夫もクリエイティブな仕事をしています。
だから余計に、「あ、なんか自分たちに近いものがあるのかも」と感じて、ちょっと感動しました。

もちろん、それで急に毎回感動しながら聞けるようになったわけではありません。
そこは別です。

でも、
この子の得意分野につながる可能性があるのかも
と思えたら、応援したい気持ちや、育ててあげたい気持ちも自然と湧いてきました。

はねママ

あれ、これ得意分野の芽かも?とポジティブに考えられるようになりました~。

正直、毎回つきあうのはしんどい。親がめんどくさくなるのも普通

ここ、かなり大事だと思っています。

こういう話って、発達や想像力の話になると、どうしても
「すてきですね」
「たくさん聞いてあげましょう」
みたいな流れになりがちです。

でも実際の親の毎日は、そんな余裕のある場面ばかりじゃありません。

私が特に「今それやめて〜」となっていたのは、お風呂です。

もう上がりたい。
早く拭いて着替えさせたい。
こっちも冷える。
なのにそのタイミングで、延々と設定の説明が始まる。

しかもそれ、昨日も一昨日もその前も聞いた。
内容がほぼ同じ

私は心の中で、かなりの頻度でこう思っていました。

「長い長い長い」
「その設定の説明いつ終わる?」
「それ昨日も聞いたよ……」

いや、ほんとに。

だから、「正直めんどくさい」と感じるのって、別に冷たいからじゃないと思うんです。
ただ普通に、親にもキャパがあるだけなんですよね。

はねママ

聞いてあげたい日と、無理な日はあるよね……

「ちゃんと聞いてあげなきゃ」と思うほど苦しくなる

やさしくしなきゃ。
ちゃんと受け止めなきゃ。
子どもの世界を大事にしなきゃ。

そう思うほど、しんどくなることがあります。

子どもの想像力は大事。
それはたしかにそう。

でも、だからといって、毎回100%の熱量で
「へえ〜!それでどうなったの?」
と付き合い続けるのは、普通に無理です。

親だって人間なので、
聞ける時もあれば、聞けない時もある。
笑える日もあれば、正直「今は勘弁してくれ」と思う日もある。

それでいいと思います。

4歳のなりきりには、どう関わるのがいい?

ここまで読んで、
「じゃあ結局どうしたらいいの?」
となると思うのですが、私は“全部ちゃんと乗らなくてもいい”がかなり大事だと思っています。

なりきり遊びそのものは、4歳ごろに自然に見られることがあります。
一方で、親のエネルギーには限界があります。
だから、理想の100点対応を目指すより、無理のない関わり方を見つけるほうが続きやすいです。

軽い相づちでも十分な時がある

今回いちばん自分の中で大きかったのは、
“これって息子の作っている物語なのかも”
と思えたことでした。

そう考えると、頭の中を一から一生懸命説明してくれる息子が、前より少し可愛く見えてきたんですよね。

もちろん、忙しい時は忙しい。
長い時は長い。

でも、
「へえ、今日はワニノコなんだね」
くらいの軽い返しでもいいと思えたら、かなりラクになりました。

子どもって、内容を完璧に理解してほしいというより、
“自分の世界をちょっと受け取ってもらえた”
ことで満足する時もあるんじゃないかなと思います。

時間や気力がない時は、省エネ対応でもいい

忙しい時は、

「あとで教えて」
「今ちょっとバタバタしてるから、あと1個だけ教えて」
「その話、着替えてから聞くね」

みたいに、全部を今ここで受け止めなくてもいいと思います。

省エネで返すことは、手抜きではなくて、
親子ともにしんどくなりすぎないための調整です。

私は今回これを書きながら、
「それ昨日聞いたよ」と言って遮るより、
まずは短くでも受け取るほうがよさそうだなと思いました。

全部に付き合えなくても、
聞ける時はちゃんと聞いてあげたい。
そのくらいの気持ちで十分なんじゃないかなと思っています。

はねママ

ワニノコの日はモンスターボールで捕まえると喜ぶ息子ですw

子どもの“好き”や“その子らしさ”が見えることもある

こういうなりきりって、面倒ではあるんですが、よく聞くとその子の「好き」や「気になるもの」がかなり出ています。

  • 強いものが好き
  • 変身が好き
  • 既存の世界を混ぜて遊ぶのが好き
  • ストーリーを説明したい
  • 自分の頭の中を誰かに伝えたい

息子の話を聞いていても、ただキャラになりたいというより、自分で世界を作りたい感じがするんですよね。

そう思うと、全部付き合うのは無理でも、
「この子こういうの得意なのかも」
と感じられる瞬間が少し増えました。

こんな時は少し気にかけてもいいかも

ここまで読むと、「じゃあ全部見守っていればいいのかな」と思うかもしれませんが、気にしたいのはなりきりそのものというより、日常全体の様子です。

CDCでは、発達は「遊び・学び・話す・行動・動き」全体で見ていくものとされ、気になることがあれば早めに相談してよいと案内されています。

たとえば、

  • なりきり以外の会話がかなり成立しにくい
  • 呼びかけても反応が乏しいことが多い
  • 現実の生活への切り替えが極端に難しい
  • 他の遊びややり取り全体にも心配がある

など、日常の全体像として気になることがある時は、小児科や地域の発達相談で聞いてみてもいいと思います。

逆にいえば、普段は普通に会話もできて、生活も送れていて、そのうえで「今はワニノコです」と言っているなら、話そのものだけで過度に心配しすぎなくてもよさそうです。
4歳ごろは、なりきり遊びや想像遊びが自然に見られる時期でもあります。

まとめ|4歳の謎設定は、困ることもあるけれど“育ち”の一部かもしれない

4歳の子どもが、ポケモンや仮面ライダーやプリキュアになりきったり、独自設定を語ったりするのは、かなり“あるある寄り”のことのようです。
4歳の発達目安でも、別の何かになりきって遊ぶことは自然な行動として挙げられています。

しかもその中には、想像力、言葉、物語づくり、自己表現など、いろんな育ちの要素が混ざっている可能性があります。

とはいえ、親が毎回それに全力で付き合えるかというと、話は別です。

正直めんどくさい。
長い。
今じゃない。
ついていけない。

そう感じるのも、とても普通だと思います。

だから、
全部正しく対応しなきゃ
ではなくて、

  • 聞ける時は少し聞く
  • しんどい時は軽く返す
  • 親が無理しすぎない

くらいで、十分なのかもしれません。

子どもの謎設定に毎回感動しなくてもいい。
でも、「なんか変」だけで終わらずに、
「この子なりに世界を作ってるのかも」
と少し思えたら、それだけでも親としてはかなり大きい気がしています。

参考リンク

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この記事を書いた人

2児育児に奮闘しながら、子育てに関する悩みや不安に寄り添い、育児に役立つ情報を発信しています。
読んだ人の気持ちが少しでも軽くなるような、やさしいブログを目指しています。

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