「寝るよ〜」
そう言った途端に、
「水飲みたい」
わが家では、わりと毎晩あります。
さっきまで元気に遊んでいたのに。
歯磨きもしたのに。
布団に入る空気になった瞬間、急に開店する子どもの夜間給水所。
SNSでもよく見かけるこの現象。
「うちだけじゃないんだな」と、ちょっと安心しました。
でも、あれってなんでなんでしょう。
本当に喉が渇いているのか。
寝たくないのか。
甘えたいのか。
それとも、寝る前の儀式みたいになっているのか。
今回は、子どもが寝る前に「水飲みたい」と言う理由と、わが家で寝室に水筒を持っていくことにした話です。
「寝るよ」と言った途端、水を飲みたがるわが家の子どもたち

わが家では、毎日寝室に水筒を持っていきます。
最初は、子どもたちが寝る直前になって何度も「水飲みたい」と言うので、そのたびに取りに行くのが地味に大変だったんですよね。
寝室に行く。
布団に入る。
電気を暗くする。
よし、寝るぞ。
そのタイミングで、
「水飲みたい」
さっきまでリビングにいたじゃん。
コップもあったじゃん。
今、急に砂漠を越えてきた人みたいな顔しないで。
でも「水飲みたい」と言われると、断りにくい。
おもちゃなら「もう寝るよ」で済む。
動画なら「今日はおしまい」で済む。
でも水は、なんとなく断りにくい。
本当に喉が渇いていたらかわいそうだし、飲ませないのも違う気がする。
そんなこんなで、わが家では寝室に水筒を持っていくスタイルになりました。
はねママ布団に入った瞬間、子どもの中の給水アプリが通知を出してくる…!
本当に喉が渇いている時もある
子どもが寝る前に水を欲しがる時、当たり前ですが、まず本当に喉が渇いている可能性はあります。
日中たくさん遊んだ日。
夕飯の味が少し濃かった日。
部屋が乾燥している日。
汗をかいた日。
口呼吸気味だった日。
大人でも、布団に入った途端に「あ、水飲みたい」と思うことがあります。
だから、最初から「また引き延ばしでしょ」と決めつけすぎなくてもいいのかなと思いました。
子どもって、遊んでいる間は自分の体の感覚に気づきにくいこともあります。
寝る前になって、部屋が静かになって、体が落ち着いてきた時に、
「あ、喉渇いてるかも」
と気づくこともあるのかもしれません。
なので、わが家では「寝る前の水」を完全に禁止するつもりはありません。
本当に喉が渇いている日もある。
でも、それだけじゃない。“まだ終わりたくない”の合図かも


ただ、毎晩のように「水飲みたい」が続くと、さすがに思います。
本当に毎回そんなに喉が渇いているのか。
もしかして、これは水だけの話じゃないのでは。
子どもにとって、寝る時間は「今日が終わる時間」でもあります。
まだ遊びたい。
まだママと話したい。
まだ明るい世界にいたい。
布団に入ったら、楽しい時間が終わってしまう。
でも、それをうまく言葉にできない時に、
「水飲みたい」
という形で出ていることもあるのかもしれません。
水を飲みたいというより、もう一回ママに来てほしい。
もう一回関わってほしい。
今日を終える前に、もう少しだけつながっていたい。
そういう気持ちが混ざっている日もありそうです。
寝る前に子どもが何度も親を呼んだり、追加で何かを求めたりするのは、寝る前の切り替えの難しさとして出ることもあるようです。
そう考えると、寝る前の「水飲みたい」は、ただのわがままではなく、子どもなりの小さな抵抗や安心確認なのかもしれません。
「水」は親が断りにくいお願いだから強い
水って、親が断りにくいお願いです。
「動画見たい」は断れる。
「おもちゃで遊びたい」も断れる。
「もう一冊絵本読んで」も、なんとか断れる日がある。
でも、
「水飲みたい」
は強い。
断った瞬間、こちらが少し悪者みたいになります。
本当に喉が渇いていたらどうしよう。
飲ませないのはかわいそうかな。
寝る前にひと口くらいならいいか。
そう思って、つい対応してしまう。
子どももたぶん、うっすら分かっている気がします。
水の申請は、承認率が高い。
寝る前の子ども、交渉がうまい。
親の弱いところをちゃんと突いてくる。
もちろん、子どもが悪気を持って計算しているというより、経験として「水なら通りやすい」と分かっているのかもしれません。
だからこそ、親側も毎回振り回される形ではなく、最初から仕組みにしておく方がラクだなと思いました。



「水飲みたい」は寝る前界の最強カード。親、なかなか拒否できない。
わが家では寝室に水筒を持っていくことにした


わが家では、寝室に水筒を持っていくことにしました。
最初から置いておく。
飲みたいなら、ひと口飲める。
でも、水を理由に何度も親を呼ぶ流れにはしない。
これが今のところ、いちばん現実的です。
寝る前の困りごとは、禁止するより、先にルーティンに入れてしまった方が親子ともラクなことがあります。
水もそのひとつでした。
寝る前に先に飲む
まず、寝る前にリビングや洗面所で一度飲みます。
「寝る前にお水ひと口飲もうね」
「これでお水タイムはおしまいだよ」
そうやって、寝る前の流れに入れてしまう。
そのまま布団に入る前にトイレも行けるし安心ですよね。
それに、ここで飲んでおけば、布団に入ってからの「水飲みたい」が少し減ることもあります。
もちろん、ゼロにはなりません。
子どもですから。
「さっき飲んだじゃん」が通じない夜もあります。
でも、先に飲む習慣があるだけで、親の中でも「やることはやった」と思いやすいです。
寝室にも水筒を置く
それでも喉が渇いた時のために、寝室にも水筒を置いています。
「水筒はここに置いておくね」
「喉が渇いたら、自分でひと口飲んでね」
水筒があると、親が毎回取りに行かなくていい。
子どもも「水がある」と分かっているので、少し安心するのかもしれません。
わが家では、水筒は小さな平和条約みたいなものです。
親は何度も往復しなくて済む。
子どもは飲みたい時にひと口飲める。
お互い、ちょっとだけ平和。
飲んだらまた寝る、までセットにする
ただし、水筒を置く時に大事なのは、
「飲んだらまた寝る」
までセットにすることです。
水を飲む。
そこから話し始める。
もう一回起き上がる。
なぜかぬいぐるみの配置を直し始める。
こうなると、夜間給水所から夜間イベント会場に変わります。
なので、声かけは短く。
「飲むならひと口」
「飲んだらまたごろん」
「ママを何回も呼ぶのはおしまいね」
このくらい。
水を飲むことはOK。
でも、それをきっかけに寝る流れから外れない。
ここは、ゆるくても決めておきたいです。



うちの娘はお水を飲んだ後、手をつなぐと安心して静かに横になります。ホッとするのかも。
飲みすぎ・夜尿が気になる時は少しだけ調整する
寝る前に少し水を飲むくらいなら、そこまで神経質にならなくてもいいのかなと思っています。
ただ、毎晩かなりの量を飲む場合や、夜のおしっこが気になる場合は、少し調整してもいいかもしれません。
たとえば、
- 日中や夕方までに水分をとる
- 寝る前は「ひと口」にする
- 寝る前にトイレへ行く
- 夜尿が気になる時は叱らない
- 気になる状態が続く時は小児科で相談する
夜尿については、焦らず、怒らず、無理に夜中起こさないことが大切だと紹介している医療機関もあります。
なので、「寝る前に飲んだからおねしょしたでしょ!」と責める方向にはしたくないなと思っています。
ただし、寝る前だけではなく日中もずっと喉が渇いている、尿の量がとても多い、元気がない、体調が気になるなどがある場合は、念のため小児科で相談した方が安心です。
わが家では寝る前のトイレはルーティンですが、一時期息子のおねしょが多くて、「ひと口」のお約束をしていた時がありました。
足りない分は、日中や夕方までに飲めるようにしたいなと思っています。
水を欲しがるたびにイライラしないために
子どもの「水飲みたい」にため息が出そうになるのは、水そのものだけが理由ではない気がします。
親はもう、一日の終わりです。
ごはんを出して、片付けて、お風呂に入れて、歯磨きして、パジャマを着せて、寝室まで連れてきた。
やっと寝る。
やっと今日の育児の営業終了が見えてきた。
その瞬間の、
「水飲みたい」
だからしんどい。
もう一回立ち上がるのが嫌。
寝る流れが途切れるのが嫌。
また時間が延びるのが嫌。
水そのものに怒っているというより、やっと閉店しかけた店に追加注文が入った感じです。
しかも毎日。
そりゃイラッとします。
だからこそ、親の根性で毎回優しく対応するより、仕組みにしてしまう方がいい。
寝る前に飲む。
寝室に水筒を置く。
飲んだら寝る。
何度も呼ぶ流れにはしない。
この形にしておくと、「また水!?」のイライラが少し減る気がします。
まとめ|水を禁止するより、寝る前ルーティンに入れてしまう


子どもの「水飲みたい」は、ただの水ではないのかもしれません。
喉の渇き。
まだ寝たくない気持ち。
もう一回ママに来てほしい気持ち。
今日を終わらせる前の、小さな確認。
いろいろ混ざった、寝る前の一言。
だからわが家では、水を禁止するより、最初から寝る前ルーティンに入れることにしました。
水筒を置く。
ひと口飲む。
飲んだらまた寝る。
淋しそうな日はお水の後に手を握ったり、ぎゅっと抱きしめたりもします。
もちろん、毎日うまくいくわけではありません。
「ひと口」のはずが、やたら飲む日もある。
水筒取って~と騒がれる日もある。
飲んだ後に、急に「ポケモンの属性」の話をし始める日もある。
でも、それでもいい。
少なくとも、親が毎回台所まで往復するよりは少しラクです。
毎晩開店する、子どもの夜間給水所。
今日もほどほどの営業時間でお願いしたいです。
参考リンク
- Mayo Clinic「Child sleep: Put preschool bedtime problems to rest」
子どもの寝る前の困りごとに対して、落ち着いた寝る前ルーティンを作ることや、必要なものを先に整えることが紹介されています。 - 医学研究所北野病院「夜尿」
夜尿症児への対処法として「あせらず・おこらず・起こさず」が紹介されています。 - 日本小児泌尿器科学会「夜尿症」
夜尿症の生活指導として、夕方以降の飲水量や寝る前の排尿などについて紹介されています。
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