子どもが私の意見に合わせてくる。自分の気持ちを言いにくいのか心配になった話

子どもが意見を何でも合わせてきて戸惑っている母親のアイキャッチ画像

最近、子どもたちが私の意見に合わせてくることが気になっています。

たとえば、土曜日。

「パパお仕事だから、3人でどこか遊びに行こうか〜」

と話していた時のこと。

娘が、

「〇〇行きたい!」

と言いました。

近くて行きやすいけれど、何度も行っている遊び場です。

私は、

「そこ行きたいんだね〜。近くていいけど、何回も行ってるから、ママ違うとこ探したいな~」

と返しました。

すると息子が、

「僕、何回も行ってるから行きたくない」

と言い、娘もすぐに、

「あたしも〜」

と続きました。

あれ。
さっきまで行きたいって言ってなかった?

また別の日。

息子が、

「僕これ好き!ママこれ好き〜?」

と聞いてきました。

私が、

「ママはこっちが好き〜」

と答えると、

「僕もこっちの方が好きなんだよ〜」

と息子。

いや、さっきの好きはどこへ。

さらに別の日には、

「YouTube見たい!」

と言っていた息子に、

「朝は見ないよ」

と伝えると、

「そうだった!僕見たくないんだよ!」

と言われました。

たぶん、本当は見たい。

こういうことが続くと、少し心配になります。

もしかして、私に自分の意見を言いにくいのかな。
ママの顔色を見て、合わせているのかな。

私は気になるたびに、

「やりたいもしたいも、ちゃんと言っていいんだよ」
「でも出来ないことや今ダメなことは、ママもダメって言うけどね」
「自分の意見を言うのは悪いことじゃないんだよ」

と伝えるようにしています。

でも、これって普通なのかな。

気になったので、3歳・4歳くらいの発達や、子どもの自己主張について少し調べながら考えてみました。

目次

まず、最初に希望を言えているなら少し安心してよさそう

調べながら思ったのは、今回のわが家の場合、子どもたちは最初にちゃんと希望を言えているということです。

娘は、

「〇〇行きたい」

と言えています。

息子も、

「これ好き」
「YouTube見たい」

と言えています。

ここは、少し安心していいのかもしれません。

最初からずっと、

「なんでもいい」
「ママの好きなのでいい」
「どっちでもいい」

ばかりではない。

一度、自分の気持ちは出している。

そのあとで、ママの意見やきょうだいの言葉を聞いて、合わせたり、言い換えたり、気持ちが変わったりしているように見えます。

つまり、

自分の意見がない

というより、

出した意見を、その場に合わせて調整している

に近いのかもしれません。

はねママ

「本当はどっち?」と聞きたくなるけど、本人の中でも揺れてるのかもしれない。

3〜4歳は、自分の気持ちと周りの空気を同時に学んでいる時期

3〜4歳くらいは、自分の気持ちを出す力が育ってくる時期です。

一方で、親やきょうだい、お友だちの反応を見て、自分の行動を調整する力も少しずつ育っていく時期でもあります。

アメリカCDCの4歳の発達目安では、4歳頃に「お手伝い役になりたがる」「場所によって行動を変える」といった社会性が挙げられています。

また、Raising Children Networkの3〜4歳の発達ページでも、この時期は感情や社会性、言葉、記憶などが育っていく時期として紹介されています。

つまり、親の反応を見て、

「ママはこっちがいいんだ」
「じゃあ自分もそうしようかな」
「みんなと同じにしたいな」

と思うこと自体は、そこまで不自然ではなさそうです。

自分の意見を持つこと。
周りの意見を見ること。
場に合わせて変えること。

このあたりを、今まさに練習しているのかもしれません。

保育所保育指針でも、乳幼児期は生活や遊びの中で、子どもが自分から環境に関わり、さまざまな経験を積んでいくことが大切にされています。

子どもは、自分の中だけで考えているわけではなく、周りの人との関わりの中で、自分の気持ちや言葉を育てていくのだと思います。

「ママと同じ」がうれしいこともある

息子が、

「僕これ好き!ママこれ好き〜?」

と聞いてきた時。

私が別のものを選ぶと、

「僕もこっちの方が好きなんだよ〜」

と言うことがあります。

これを見ると、

「本当はどっちなの?」

と聞きたくなります。

でも、もしかしたら息子の中では、

ママと同じがうれしい

という気持ちもあるのかもしれません。

子どもにとって、好きな人と同じものを好きになるのは、うれしいことがあります。

おそろい。
一緒。
ママと同じ。

その感覚が、安心や親しさにつながっているのかもしれません。

だから、これは必ずしも「自分の意見を隠している」とは限らないのだと思います。

最初は本当にそれが好きだった。
でもママの好きなものを聞いて、そっちもよく見えた。
ママと同じと言いたくなった。

そんなふうに、気持ちが動いた可能性もありそうです。

はねママ

好きなものが変わったというより、ママとおそろいにしたくなったのかも。

気持ちがすぐ変わることもある

子どもの気持ちは、大人が思うよりも流動的です。

最初は本当に行きたかった。
でもママの話を聞いて、違うところもいいかもと思った。

最初は本当にこれが好きだった。
でもママが好きと言ったものも、急によく見えてきた。

最初は本当にYouTubeが見たかった。
でも「朝は見ない」と言われて、気持ちを切り替えようとした。

どれかが嘘、というより、どれもその瞬間の本当なのかもしれません。

わが家では、食事でも似たようなことがよくあります。

「食べる」と言ったのに、目の前に来たら食べない。
さっきまで食べる気だったのに、急に気分が変わる。

大人からすると、

どの設定でいけばいいの?

となります。

でも、子どもの中ではその時その時で本当に気持ちが動いているのかもしれません。

子どもの心、更新頻度が高い。

アプリなら通知が多すぎて、こちらのスマホが熱くなるタイプです。

「見たくないんだった!」は、がっかりを小さくしているのかも

YouTubeの例は、少し違う見方もできそうです。

息子が、

「YouTube見たい!」

と言う。

でも私が、

「朝は見ないよ」

と伝える。

すると、

「そうだった!僕見たくないんだよ!」

と言う。

たぶん、本当は見たいです。

でも、

「見たかったけどダメだった」

と受け止めるのは、子どもにとって少し悔しいのかもしれません。

だから、

「そもそも見たくなかったことにする」

ことで、がっかりを小さくしている可能性もあります。

これは大人にもあります。

欲しかったものが売り切れていた時に、

「いや、別にそこまで欲しかったわけじゃないし」

と思うやつです。

心の撤退戦。

なので、ここで

「本当は見たかったんでしょ!」

と暴かなくてもいいのかなと思いました。

その代わり、

「見たい気持ちはあったよね。でも朝は見ないルールだね」

と、気持ちとルールを分けてあげる方がよさそうです。

はねママ

YouTubeの未練、急にゼロにはならない。母も知ってる。

「言っていい。でも全部通るわけではない」を伝えたい

今、私が子どもたちに伝えるようにしているのは、

「やりたいもしたいも、ちゃんと言っていいんだよ」
「でも出来ないことや今ダメなことは、ママもダメって言うよ」
「自分の意見を言うのは悪いことじゃないんだよ」

ということです。

これは、これからも続けてよさそうだと思いました。

子どもにとって、

言ったら叶う叶わないなら言っちゃダメ
は、混ざりやすい気がします。

でも本当は、

希望を言うこと希望が全部通ること
は別です。

「〇〇に行きたい」と言っていい。
でも今日は行けないこともある。

「YouTube見たい」と言っていい。
でも朝は見ないルールがある。

「これ食べたい」と言っていい。
でも今はご飯の時間かもしれない。

意見や希望は出していい。
でも、予定やルールは親が決める時もある。

ここを分けて伝えたいと思いました。

願いと決定を分ける声かけ

実際に使うなら、こんな言い方がよさそうです。

  • 「行きたいって言ってくれていいよ。でも今日は違うところにするね」
  • 「見たい気持ちはあるよね。でも朝は見ないよ」
  • 「食べたいって言っていいよ。でも今はご飯の時間だよ」
  • 「やりたい気持ちは分かったよ。今日はできないけど、言ってくれて大丈夫だよ」

ポイントは、

気持ちは受け止める。
でも、決定は必要に応じて大人がする。

ということ。

子どもの気持ちを聞くことは、何でも言う通りにすることではありません。

このあたり、親の中でも混ざりやすいです。

私もよく混ざります。

「気持ちを尊重したい」と「でも無理なものは無理」が、同じ口の中で順番待ちしています。

はねママ

希望は受付中。でも採用されるかは別会議です。

ママの意見を後出しにしてみる

子どもが私の意見に合わせている気がして心配な時は、たまにママの意見を後出しにするのもよさそうです。

たとえば、お出かけ先を決める時。

「ママの意見はあとで言うから、先に2人の気持ち聞かせて」

と伝えてみる。

選択肢があるなら、

「AとBとCなら、今の気持ちはどれ?」
「ママはまだ言わないよ」
「せーので指差してみよう」

という方法もありそうです。

毎回やる必要はないと思います。

毎回やると、ただの家庭内アンケート調査になります。

母、集計係。

でも、子どもの本音を先に聞きたい時には使えそうです。

ママの答えが先に出ると、どうしても引っ張られることがあります。

だから時々、親の意見を少しだけ後ろに下げる。

それだけでも、子どもが自分の気持ちを出しやすくなるかもしれません。

気持ちが変わった時は、最初の気持ちも残す

子どもの意見が変わった時に、

「本当はどっちなの?」

と聞きたくなることがあります。

でも、これを強めに聞くと、子どもも困るかもしれません。

だから、

「最初は〇〇って思ったんだよね。今は気持ち変わった?」

くらいがよさそうです。

たとえば娘に、

「最初は〇〇行きたかったんだよね。今は違うところでもいいかなって思った?」

と聞く。

息子に、

「最初はこっち好きって言ってたね。今はママと同じのも好きになった?」

と聞く。

これだと、最初の気持ちも消えません。

変わった気持ちも責められません。

子どもは、

最初に言ったことと違っても怒られない

と少しずつ学べる気がします。

気持ちは変わってもいい。

でも、最初の気持ちもなかったことにしなくていい。

ここを大事にしたいと思いました。

はねママ

最初の気持ちも、変わった気持ちも、どっちも席を用意しておきたい。

「ママと違ってもいい」を日常で見せていく

好きなものが違う時は、違うままでいい。

これも、日常の中で伝えていきたいです。

たとえば、

「ママはこっちが好き。息子くんはそっちが好きなんだね。違って面白いね」

と言う。

子どもが、

「僕もこっちが好きなんだよ」

と言ったら、

「そっか。ママと同じでもいいし、違ってもいいよ」

と軽く返す。

大事なのは、違う意見を言っても関係が変わらない経験だと思います。

ママと違うものを選んでも、ママは嫌な顔をしない。
ママと同じにしても、変に詰められない。
途中で気持ちが変わっても、怒られない。

このあたりが積み重なると、子どもも少しずつ安心して言えるのかもしれません。

「ママと違う=悪い」ではなく、

「ママと違う=へぇ、面白い」

くらいにしたい。

家族全員、好きな味が違っても食卓は崩壊しません。

むしろ、プリン派、ゼリー派、アイス派で平和に分かれていてほしい。

母の分まで食べられなければ、それでいいです。

心配するとしたら、こういう時

今回のように、最初に希望を言えていて、そのあと場に合わせて変えているような場合は、そこまで心配しすぎなくてもよさそうです。

ただ、もし次のような様子が続くなら、少し丁寧に見ていきたいと思いました。

  • いつも親の顔色を見てからしか答えない
  • 「どっちでもいい」ばかりで希望をほとんど言わない
  • 違う意見を言ったあと、強く不安そうにする
  • 親が少しでも残念そうにすると、すぐ撤回する
  • 「ごめんね」を過剰に言う
  • 友達や保育園でも、合わせすぎてつらそう
  • 本当は嫌そうなのに「いいよ」と言い続ける
  • 断る場面で固まる、泣く、極端に怖がる

こういう様子が強いなら、

「合わせることで安心を保とうとしているのかな」

と見てもいいのかもしれません。

でも、今のわが家の例では、最初に希望は言えています。

だから、すぐに「自分の意見を言えない子」と決めつけなくてもよさそうです。

心配しすぎず、でも少し気にかけておく。
今はそのくらいの距離感で見ていきたいです。

まとめ|自分の意見を言っても、関係は壊れないと伝えていきたい

子どもが私の意見に合わせてくると、心配になります。

本当は言いたいことを我慢しているのかな。
ママの顔色を見ているのかな。
自分の気持ちを言いにくいのかな。

でも調べてみると、3〜4歳は、自分の気持ちを出すことと、周りの反応を見て調整することの両方を学んでいる時期でもあるようです。

ママと同じがうれしい。
きょうだいと同じにしたい。
その場に合わせたい。
がっかりを小さくしたい。
気持ちが変わった。

いろいろな理由が考えられます。

だから、子どもの「僕も」「あたしも」に、すぐ不安にならなくてもいいのかもしれません。

ただ、大事にしたいことはあります。

希望は言っていい。
でも全部は通らない。

ママと違ってもいい。
同じでもいい。

最初の気持ちも本物。
変わった気持ちも本物。

そして、たとえ希望が叶わなくても、

言ったこと自体は悪くない。

この経験を、少しずつ積んでいけたらいいなと思います。

子どもにとって大事なのは、自分の意見がいつも通ることではなく、自分の意見を出しても関係が壊れないこと。

ママと同じでも、違っても。

どちらでも安心して言える家であれたらいいなと思います。

参考リンク

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この記事を書いた人

2児育児に奮闘しながら、子育てに関する悩みや不安に寄り添い、育児に役立つ情報を発信しています。
読んだ人の気持ちが少しでも軽くなるような、やさしいブログを目指しています。

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