3歳娘が兄の話に割り込む。待てない理由と、兄妹への声かけを考えた話

兄の話の途中に割り込んでくる妹のアイキャッチ画像

最近、3歳の娘が、4歳の息子の話に割り込むことがあります。

息子が私に何かを話している途中で、

「ママ、あのね!」
「ねえねえ!」
「これ見て!」

と、娘が話し始める。

娘に悪気があるわけではなさそうです。

ただ、言いたい。
今、聞いてほしい。

そんな感じに見えます。

でも、遮られた息子はしょんぼり。

その顔を見ると、私も胸がぎゅっとなります。

今は、

「今お兄ちゃんが話してたから待ってね」
「先にお兄ちゃんの話を聞くね」

と伝えるようにしています。

でも、娘には何度も同じことを言っています。

「他の人が話している時は、話し終わるまで待つんだよ」

そう伝えてはいるけれど、もちろん3歳なので、毎回きれいに待てるわけではありません。

じゃあ、娘の頭の中では何が起きているんだろう。
どう声をかけたら、兄の話も、妹の言いたい気持ちも守れるんだろう。

今回は、3歳が会話に割り込む理由と、兄妹への声かけを考えてみました。

目次

兄の話を遮られると、親の心も少しザワッとする

4歳の息子は、自分の話を一生懸命してくれます。

今日あったこと。
思いついたこと。
遊びの話。
好きなキャラクターの話。
たぶん本人の中では、かなり大事な話。

それを話している途中で、娘が横から入ってくる。

「ママ!」
「見て!」
「あのね!」

すると、息子の声が少し小さくなることがあります。

さっきまで楽しそうに話していたのに、急にしゅんとする。

このしょんぼり顔、けっこう刺さります。

娘に悪気はない。
でも、息子は傷ついているかもしれない。

母、真ん中で会話の交通整理。

右から妹の「今聞いて!」
左から兄の「僕の話も聞いて」

耳が2つあっても足りない日があります。

はねママ

きょうだい育児、母が会話の交差点に立ちがち。

3歳の頭の中では「今言いたい!」がかなり強いのかもしれない

大人なら、誰かが話している時に、

「今はこの人が話しているから、終わったら言おう」

と考えられます。

もちろん大人でも失敗することはあります。

「あ、今言わないと忘れる」
「それ私も言いたかった」
「待って、今の話に関係ある」

みたいなこと、普通にあります。

会議でも雑談でも、心の中で前のめりになることはあります。

なので3歳なら、なおさら難しいのだと思います。

娘の頭の中では、たぶんこんなことが起きているのかもしれません。

「言いたい!」
「ママに聞いてほしい!」
「今じゃないと忘れちゃう!」
「お兄ちゃんが話してる!」
「でも私も言う!」

大渋滞です。

しかも、3歳の「今」は強い。

今言いたい。
今見てほしい。
今聞いてほしい。

その気持ちが、口から先に出ている感じ。

大人から見ると「ちょっと待てばいいのに」と思うけれど、娘の中ではその“ちょっと”がかなり長いのかもしれません。

はねママ

3歳の「今言いたい」、かなり強い。炭酸みたいにすぐ噴き出す。

会話に割り込まないためには、実はたくさんの力がいる

「人が話している時は、終わるまで待つ」

これだけ聞くと、シンプルなルールに見えます。

でも、実際にやるには、けっこうたくさんの力が必要です。

たとえば、

  • 今はお兄ちゃんが話していると気づく
  • ママはお兄ちゃんの話を聞いていると分かる
  • 自分も話したいけど、一度止める
  • 言いたい内容を忘れずに覚えておく
  • お兄ちゃんの話が終わったタイミングで話す

これを全部やる必要があります。

これ、普通に難しくないですか。

母、書き出してみて思いました。

そりゃ3歳には難しい。

言いたい気持ちを止める力。
順番を見て待つ力。
言いたいことを覚えておく力。
相手の話が終わったことに気づく力。

会話の順番待ちは、ただのマナーではなく、いろんな発達の力が混ざっているんだと思います。

保育所保育指針でも、3歳以上の時期は、言葉や知的関心が高まったり、子ども同士の関わりや集団の中での活動が広がったりする時期とされています。

つまり、今まさに練習中。

娘は「割り込む子」なのではなく、
「待つ力を育てている途中の子」なのかもしれません。

娘は「ママの注目」を取りに来ているのかもしれない

もうひとつ、娘の中では「ママの注目」が大事なのかもしれません。

お兄ちゃんが話している時、私の目線や声はお兄ちゃんに向いています。

それを見て、娘の中で、

「私も!」
「私も聞いて!」
「こっちも見て!」

となるのかもしれません。

これは、お兄ちゃんを困らせたいというより、ママの注目がほしい気持ちに近い気がします。

きょうだい育児をしていると、ママの注目はなぜか人気チケットです。

しかも席数が少ない。

「今ママが誰を見ているか」
「今ママが誰の話を聞いているか」

子どもたちは、意外とよく見ています。

だからこそ、娘には「聞かないよ」ではなく、

「聞きたいよ。でも今はお兄ちゃんの番だよ」

と伝えたいと思いました。

受け止めることと、割り込みを許すことは別。

娘の「聞いてほしい」は受け止める。
でも、今話している兄の番は守る。

ここが大事そうです。

はねママ

受け止めるけど、順番は守る。母の交通整理、今日も営業中。

まずは兄の話を守ることを大事にしたい

今、私が意識しているのは、先に話していた息子の話を聞くことです。

娘が割り込んできた時に、毎回娘の話を先に聞いてしまうと、息子はたぶん、

「僕の話は途中で終わる」
「妹が話したら、ママはそっちに行っちゃう」

と感じやすいと思います。

だから、そこは守りたい。

「今お兄ちゃんが話していたから、先にお兄ちゃんの話を聞くね」

これは続けていきたいです。

ただ、妹を止めるだけでは、息子のしょんぼりがそのまま残ることもあります。

なので息子には、ちゃんと戻りたい。

「お兄ちゃんの話、ママちゃんと聞きたいから続き聞かせて」
「今の続き、聞きたいよ」
「お兄ちゃんの話、大事だから最後まで聞かせて」

こういう言葉を、息子にも娘にも聞こえるように言いたいと思いました。

妹を注意するだけではなく、兄の話に戻る。

途中で迷子になった兄の話を、もう一回ママのところへ戻す感じです。

娘には「待ってね」だけでなく、“お話予約”を作る

娘にただ「待ってね」と言うだけだと、少し難しいのかもしれません。

3歳にとって、「待つ」はまだふわっとした言葉です。

いつまで?
本当に聞いてもらえる?
言いたいこと忘れちゃうかも。
今じゃだめなの?

そんな不安もあるかもしれません。

だから、待つための形を作るとよさそうです。

たとえば、

「娘ちゃんも言いたいことあるんだね。聞きたいよ」
「今はお兄ちゃんの番だから、ママの手を持って待っててね」
「お兄ちゃんが終わったら、娘ちゃんの番ね」

こんな感じ。

ポイントは、最初に「聞きたいよ」と伝えること。

そのあとで、「今はお兄ちゃんの番」と順番を守る。

そして、「ママの手を持って待つ」という具体的な行動にする。

口で待つのが難しいなら、手で予約する。

お話予約システムです。

家庭内フードコートの呼び出しベルみたいなものかもしれません。

「順番が来たら呼びますので、こちらを持ってお待ちください」

母、ついに会話にも整理券を導入。

はねママ

口を閉じる代わりに、手で予約する。

忘れそうな時は「一言だけ預かる」

娘がどうしても今言いたそうな時もあります。

もう口から出かけている。
むしろ半分出ている。

そういう時に全部止めると、娘の中では、

「今言わないと消える!」

となるのかもしれません。

でも全部話させてしまうと、今度は息子の番が消えます。

なので、「一言だけ預かる」のもよさそうです。

「忘れちゃいそう?」
「じゃあ一言だけ教えて」
「うさぎの話ね。覚えたよ」
「お兄ちゃんが終わったら、うさぎの話を聞くね」

こんな感じ。

全部は聞かない。
でも、話のタイトルだけ預かる。

娘にとっては、「ママが覚えてくれた」という安心になるかもしれません。

息子にとっても、妹の話で自分の番が全部消えずに済む。

母の脳内メモ、一時保存です。

メモリは少なめですが、頑張ります。

待てた瞬間を、かなり小さく褒めたい

3歳に、最後まで完璧に待つことを求めるのは難しいと思います。

だから、少しでも待てた瞬間を拾いたいです。

「今、ママの手を持って待てたね」
「お兄ちゃんの番って分かったね」
「お口を止めようとしてたね」
「今、ちょっと待てたね」

これくらい小さく。

最後まで待てたかどうかだけを見ると、たぶん失敗が多く見えます。

でも、待とうとした瞬間はあるかもしれない。

そこを見つけたい。

待つ力は、いきなり完成するものではなく、少しずつ育つもの。

工事中の道路みたいなものです。

たまに片側通行。
たまに渋滞。
でも少しずつ整備されていく。

そんなイメージでいた方が、親の心も少しラクな気がします。

落ち着いている時に、遊びで練習する

本番でいきなり新ルールを使うのは、子どもにとって難しいと思います。

兄が話している。
妹が割り込む。
兄がしょんぼりする。
母が焦る。

この状態で新ルールを学ぶのは、火事の最中に避難訓練をするようなものです。

できれば、落ち着いている時に遊びで練習したい。

ぬいぐるみを使って、

「くまさんが話しています」
「うさぎさんは話したいです」
「うさぎさんはママの手を持って予約します」
「くまさんが終わったら、うさぎさんの番です」

みたいに。

ぬいぐるみ会議です。

ちょっと面倒くさいけれど、実際の兄妹バトルよりは平和です。

遊びの中で一度やっておくと、本番でも、

「今はお話予約だよ」
「くまさんの時みたいに待とうね」

とつなげやすいかもしれません。

はねママ

待つ練習、平和な時に仕込んでおきたい。

実際に使えそうな声かけ

最後に、わが家で使えそうな声かけをまとめておきます。

娘が割り込んできた時

「〇〇ちゃんも言いたいことあるんだね。聞きたいよ」

「今はお兄ちゃんの番。お兄ちゃんが終わったら〇〇ちゃんの番ね」

「ママの手を持って予約しててね」

息子がしょんぼりした時

「お兄ちゃんの話、ママ聞きたいよ」

「今の続き、聞かせて」

「お兄ちゃんの話、大事だから最後まで聞くね」

娘が待てた時

「待てたね!」

「今、娘ちゃんの番だよ」

「さっき言いたかったこと、聞かせて」

娘が待てなかった時

「言いたかったね」

「でも今はお兄ちゃんの番だよ」

「ママの手を持って待とうね」

怒鳴らず、でも順番は譲らない。

これが目標です。

もちろん、毎回こんなにきれいに言えるわけではありません。

私も普通に、

「ちょ、待って待って待って!」

みたいになる日があります。

母も工事中。

でも、言葉の型をいくつか持っているだけで、少し落ち着いて対応できるかもしれません。

はねママ

子どもだけじゃなく、母の声かけも練習中。

まとめ|兄の話も、妹の「今聞いて!」も大事にしたい

娘が兄の話に割り込むと、つい困ってしまいます。

何度も言っているのに。
また遮っちゃった。
お兄ちゃん、しょんぼりしてる。

そんなふうに思うことがあります。

でも、3歳の娘の頭の中では、「今言いたい!」が強く出ているのかもしれません。

待つには、気持ちを止める力、順番を理解する力、言いたいことを覚えておく力が必要です。

まだ練習中だから、できない日もある。

でも、兄が毎回しょんぼりするのも見過ごしたくない。

だから、兄の話はちゃんと守りたい。

「続き聞きたいよ」
「お兄ちゃんの話、大事だよ」

そう伝えたい。

そして娘には、

「聞きたいよ」
「今はお兄ちゃんの番だよ」
「ママの手を持って予約してね」

と、待てる形を渡していきたい。

どちらかだけを我慢させるのではなく、少しずつ会話の交通整理をしていく。

3歳の「今聞いて!」も、4歳の「僕の話も聞いて」も、どちらも本物。

だから今日も私は、母という名の会話の交通整理員として、そっと手信号を出していこうと思います。

参考リンク

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この記事を書いた人

2児育児に奮闘しながら、子育てに関する悩みや不安に寄り添い、育児に役立つ情報を発信しています。
読んだ人の気持ちが少しでも軽くなるような、やさしいブログを目指しています。

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